現在構想中の「八戸十和田トレイル(仮称)」は、青森県八戸市の八戸駅を起点に、南部町・五戸町を経由し、十和田市を通って十和田湖畔の十和田神社までをつなぐ、全長約120kmのルートです。
この道が完成すれば、八戸市からは既存のみちのく潮風トレイルと接続し、やがて福島県の「ふくしま浜街道トレイル」まで続く、壮大なロングトレイルの一部となる見込みです。試験開通は2025年を予定しており、多くのハイカーにとって新たな冒険の舞台となりそうです。
みちのく潮風トレイルが十和田湖まで延びると聞き、ロングトレイルを歩く方々向けの情報を改めて整理してみました。当キャンプ場のホームページにも記載していますが、旅の途中で必要な情報をひと目で確認できるよう、まとめ直したものです。安全で快適な旅を続けていただくための参考になれば幸いです。
宇樽部キャンプ場でご利用いただける設備について
ロングトレイルの旅の途中にひと息つく場所として、また十和田湖の自然をじっくり味わうキャンプの拠点として──

■ トイレ設備
場内には2箇所トイレがあり、フリーサイト側には多目的トイレがあります。
■ゴミ処理
活動で生じたゴミおよびトレイルで拾ったゴミは分別していただければ、炊事棟にあるゴミ箱へ捨てることが可能です。
■ シャワーや洗濯設備設備
シャワー棟には、男女にコインシャワーが2つずつ、1つずつ無料のドライヤーが設置されております。また、洗濯機と乾燥機があります、洗濯用の洗剤を管理棟にて販売しております。
■ 調理スペース
自炊可能な炊事棟もあります、共同エリアになりますので他の方にご配慮しながら調理できます。
■ 充電設備
場内施設での充電は不可ですが、オートサイトをご利用になりますと電源が使用できます。(コンセント2口・15A/125V)また、管理棟にてポータブル電源のレンタルもしております。
■ 車中泊
宇樽部キャンプ場では、フリーサイト・オートサイトで車中泊が可能です。詳細はHPをご覧ください、ネットで事前予約が可能です。
■ 水場
キャンプ場内の炊事場の水は飲用可能です。
■ 販売品
管理棟にて燃料(OD缶)の販売をしています。
■ 管理棟
うたるべキャンプ場オリジナルグッズや、地元の食材、クラフトビールなどをご用意しています。ハイカーズボックス(キャンパーズボックス)有ります。
■ 公共交通機関(バス・タクシー)
タクシーはありません。JRバスがご利用いただけます。時刻表はこちらのリンクよりご覧ください。
補給・周辺施設のご案内
宇樽部キャンプ場周辺の補給関連情報をまとめましたので、計画の参考にしてください。
■ 食料品・スーパー情報
最寄りの食料品店は、休屋(やすみや)地区にある「木村ストア」です。個人商店のため品数は限られますが、食料や日用品の基本的な補給が可能です(通常19時まで営業)。
なお、コンビニエンスストアや大型スーパーは、いずれも車で片道約1時間ほどかかります。特に五戸町方面からトレイルを歩かれる場合、ルート上での補給ポイントは非常に限られますので、あらかじめ十分な準備をおすすめします。
■ 郵便局
最寄りの郵便局は、休屋地区にある「十和田湖郵便局」です。必要な手続きや荷物の受け取り・発送にご活用ください。ATM有。
■ 気象・道路情報
・天候情報はこちらからご確認ください。
・近隣道路の通行状況についてはこちらのサイトをご参照ください。
・宇樽部キャンプ場の最新情報や日々の様子は、Instagram(@utarubecampground)でも発信しています。
■ 地図とガイドブック
※エスケープルートや補給地点の情報が記載されたガイドブックはまだ発行されていません、ご注意ください。
■ 飲食店・カフェ情報
休屋地区には、湖を眺めながらくつろげる喫茶店や、地元の味を楽しめる食堂があります。
■ 日帰り温泉施設
休屋地区には「十和田荘」や「賑山亭(しんざんてい)」など、日帰り入浴が可能な施設があります。
■ 災害・防災情報
万が一の備えとして、十和田市の防災・災害対策情報も事前にご確認ください。
十和田市防災・災害対策ページ
開通まではもう少し時間がかかりそうですが、一足先にこのエリアの魅力を味わってみませんか?宇樽部キャンプ場から瞰湖台(かんこだい)を経て十和田神社へと続くルートは、道路ではありますが十和田湖の風景や森の静けさを感じながら歩ける、気軽なデイハイクやセクションハイクにぴったりのコースです。一歩一歩、自然と向き合う時間を楽しんでみてください。
(約1時間41分・7.2km(4.47マイル))