Leave No Trace(リーブノートレイス、以下LNT)とは、環境に対するインパクトを最小限にして、アウトドアを楽しむための環境倫理プログラムです。すべてのテクニックが、7つの原則を基にしており、誰にでもわかりやすく、楽しく実践することができます。
1980年代に北米で生まれたLNTの考え方は、現在では国立公園や州立公園内でのパンフレットやレンジャープログラムなどに採用され広く浸透しています。
宇樽部キャンプ場は十和田八幡平国立公園の中にあるキャンプ場として、”Leave No Trace”の考えに賛同し、LNTの正式な国際ブランチ「リーブノートレイスジャパン」の団体メンバーとなりました。
宇樽部キャンプ場は十和田湖の絶景と上質な自然と向き合うことのできることから、全国からキャンパーが訪れる場所となりました。この場所で「LNT」を少しだけ意識して過ごしてみてください。今後自然とうまく付き合っていけるようになりますよ。キャンプ場にはLNTトレーナーが在籍していますので、気になることがあれば質問してみてくださいね。
キャンプ場でも自然への負荷を減らす取り組みを始めています。管理棟にて洗濯用の洗剤の量りもしておりますのでご活用ください。できることからひとつずつ無理せずやっていきましょう。
LNT7原則は、全ての人が環境へのインパクトを最小限にするためのわかりやすい基準を表しています。
The 7 Principles of LNT / LNT7原則
- 事前の計画と準備(Plan ahead and prepare)
- 影響の少ない場所での活動(Travel and camp on durable surfaces)
- ゴミの適切な処理(Dispose of waste properly)
- 見たものはそのままに(Leave what you find)
- 最小限のたき火の影響(Minimize campfire impacts)
- 野生動物を尊重(Respect wildlife)
- 他のビジターへの配慮(Be considerate of other visitors)
子供も自然の中での過ごし方を楽しく学べます
青森県でも2021年から中学体育の副読本にも”Leave No Trace”が導入され、今後環境への負荷を軽減する過ごし方が注目され始めています。宇樽部キャンプ場の周りには十和田湖や奥入瀬渓流など豊かな自然に囲まれており、子供たちが楽しく学べる環境となっています。LNTアウェアネスワークショップも開催しております。
子供も大人もLeave No Trace のテクニックを身につけ、「環境にやさしい」を行動に移してみませんか?